大阪堺市がgivを活用した実証プロジェクトの結果を公表
22/05/29
大阪堺市がgivを活用した実証プロジェクトの結果を公表
-泉北ニュータウン地域の新たな交流を創出-
2021年4月25日、一般社団法人givが全国で初となる自治体と連携した大阪堺市から実証プロジェクトの結果が公表されました。
今回の実証プロジェクトは、givを市民同士で実施してもらうことによって、堺市泉北ニュータウン地域において、新たな交流を生み出し、住民の方々の活動が広がるかについて検証したものです。
1 実証プロジェクトの実施内容と結果の概要
泉北ニュータウン地域を対象に参加者を募集し、令和 3 年 7 月から 11 月まで giv 実証プロジェクトを実施。 19 名が参加し自身の得意なことを相手に提供(giv)することを期間中に延べ 60 回体験しました。参加者は、giv 体験の前後で行った Well-Being 測定において、幸福度に関する 18 項目と地域愛に関する 2項目の全てで回答数値が向上し、また以下の2点が実証できました。
・ICT(アプリ)の活用により他者とつながりやすくなることや、アプリ上で感謝の気持ちが見えやすくなり、恩送り の受け手と送り手の双方で幸福感を感じられたこと。
・住民の方々がネット上でつながることをきっかけに、リアルでもつながることで地域愛が高まると同時に、新たな 地域活動が生まれること。
2 実証プロジェクト後における市民活動の広がり
実証プロジェクトの参加者の中から地域活動に興味を持つ方が中心となり、giv による交流を通じて仲間が集まり、以下のような新たな市民活動につながりました。
・ランニングが好きな参加者同士で「パトラン SEMBOKU」を結成。
令和 3 年 12 月から泉北ニュータウンで走 りながら地域の見守りや、困っている方への声掛け、公園の清掃を行う活動を開始。
・泉ケ丘駅で令和 4 年 3 月に開催されたイベント「いずみがおか広場つながる Days」にブースを出展。
来場者にその場で模擬的に giv を体験してもらい、参加者を増やす活動を実施。
3 今後の展開
実証プロジェクトの参加者は、今後も自主的に活動を継続する予定であり、様々な機会を捉えて giv への参加者を増やす取組や、全国の giv 参加者との交流など活動範囲を広げ、泉北ニュータウンのコミュニティに関係する 人々を増やしていく計画です。
(報告資料詳細)
https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/koho/hodo/hodoteikyoshiryo/kakohodo/teikyoshiryo_r4/teikyoshiryo_r0404/040425_01.files/0425_01.pdf